第4回 パーラ朝期の密教美術
パーラ朝と仏教
大規模な僧院を中心とした仏教
ベンガル・ビハール・オリッサの3つの州
バングラデシュ
パーラ朝の仏教美術
マトゥラー、サールナートの仏教美術の影響
尊像彫刻が中心
石像彫刻、ブロンズ像
ほとけの多様化 さまざまな菩薩
仏伝図の変容
説話的要素の消失・仏伝図の固定化
四相:誕生、降魔成道(ごうまじょうどう)、初転法輪(しょてんぽうりん)、涅槃(ねはん)
八相:四相、舎衛城神変(しゃえじょうじんぺん)、三道宝階降下(さんどうほうかいこうげ)、酔象調伏(すいぞうちょうぶく)、猿の奉蜜(ほうみつ)
超越的な仏の登場:宝冠仏、脇侍をともなう仏
文献
肥塚 隆・田村幹宏 1979 『美術に見る釈尊の生涯』平凡社。
田辺三郎助 1986 『日本の美術 243 釈迦如来像』至文堂。
奈良国立博物館 1984 『美術に見る釈尊のあゆみ』奈良国立博物館。