仏伝関連漢訳経典

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<漢訳経典全般>

『大正新脩大蔵経』(大正蔵)
『国訳一切経』(国一)
『国訳大蔵経』
『新国訳大蔵経』大蔵出版。(新国訳)

<漢訳経典解題>

小野玄妙編『仏書解題事典』
中村元他編『新・仏典解題事典』春秋社。
鎌田茂雄他編 1998 『大蔵経全解説大事典』 雄山閣出版。
*大正蔵の全典籍についての解題事典。大正蔵の配列にしたがう。付録として「大蔵経と仏教美術」。
鎌田茂雄他編 2002 『一切経解題辞典』大東出版社。
*「国訳一切経」収録典籍を中心とした解題事典。著者、訳者についての解説も収録。

<阿含部>

『長阿含經』佛陀耶舍訳 大正蔵第1巻第1番 新国訳 阿含一〜三
<和訳>
丘山新他 1995- 『現代語訳「阿含経典」長阿含経』平川出版社。

『中阿含經』瞿曇僧伽提婆訳 大正蔵第1巻第26番

『雑阿含經』求那跋陀羅訳 大正蔵第2巻第99番 新国訳 阿含四〜八

『増一阿含經』瞿曇僧伽提婆訳 大正蔵第2巻第125番

『佛説寂志果經』竺曇無蘭訳 大正蔵第1巻第22番

『佛説瞿曇彌記果經』慧簡訳 大正蔵第1巻第60番

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<本縁部>(IからIVの分類は平井2002による)

I. 草創期短編

『佛説太子瑞應本起經』二巻 呉 支謙訳(A.D. 222-228) 大正蔵第3巻第185番 新国訳 本縁一
*上下二巻、別に品名を分かたず。定光仏授記のことをはじめとし、降神、託胎、生誕、ないし出家成道より、三迦葉教化にいたるまでの事跡を記してある。

『異出菩薩本起經』一巻 西晋 聶道眞訳(A.D. 280-313) 大正蔵第3巻第188番
*一部全一巻。授記、託胎より三迦葉教化にいたるまでの事跡を略述する。『太子瑞應本起經』とあらすじは一致。

『修行本起經』二巻 後漢 竺大力・康猛祥 共訳(A.D. 197) 大正蔵第3巻第184番
*上下二巻、五品よりなり、釈尊が九十一劫前に定光仏について記別を受ける因縁から、降神託胎、生誕、降魔成道にいたるまでの事跡が記してある。『太子瑞應本起經』と文言が一致する箇所多い。

『中本起經』二巻 後漢 曇果・康猛祥 共訳(A.D. 207) 大正蔵第4巻第196番 国一 本縁六
*上下二巻、十五品よりなり、『修行本起經』の後を受け、おもに成道、転法輪以後の有名な事跡を記してある。

『佛説十二遊經』一巻 東晋 迦留陀迦訳 大正蔵第4巻第195番
*釈迦族の祖先系譜から成道より十二年遊行、そして遊行した当時の諸国民人民の様態について説く。中に大乗経典に関説するが、これはきわめて特異。 

II. 中期中編

『過去現在因縁經』四巻 劉宋 求那跋陀羅(A.D. 453) 大正蔵第3巻第189番 国一 本縁四
*一部全四巻。普光仏授記、降神、託胎より、成道以後、王舎城に遊化せられるまでの事績を記す。この経はシナに伝訳以来、広く世に流布された。絵因果経。

『佛説普曜經』八巻 西晋 竺法護訳(A.D. 308) 大正蔵第3巻第186番
*一部八巻、三十品よりなり、降神託胎よりはじめて、成道以後、帰郷説法にいたるまでの事跡を記す。Lalitavistaraに近い。

『方廣大莊嚴經』十二巻 唐 地婆訶羅訳(A.D. 683) 大正蔵第3巻第187番 国一 本縁九
*二十七品。降神託胎よりはじめて、成道以下帰郷説法にいたるまでの事跡を記す。普曜経と同本異訳で、梵本Lalitavistara。

III. 総合的長編

『佛本行集經』六十巻 随 闍那崛多訳(A.D. 587-590) 大正蔵第3巻第190番 国一 本縁二、三
*六十品よりなる。燃燈仏授記、兜率上生、降神託胎以下、帰郷説法にいたるまでの事跡を記す。諸弟子出家の因縁等にわたり、叙述は詳細をきわめる。現存、仏伝中もっとも大部。Mahaavastuにほぼ相当。

『佛説衆許摩訶帝經』十三巻 宋法賢訳(A.D. 980-1000) 大正蔵第3巻第191番 国一 本縁九
*釈種世系、降神託胎以下、帰郷説法にいたるまでの事跡を詳細に記す。チベット伝と有部律の伝との関連性が指摘される。

IV. 撰述署名仏伝

『佛所行讃』五巻 馬鳴菩薩造 北涼 曇無讖訳(A.D. 416-28) 大正蔵第4巻第192番 国一 本縁四、五  新国訳 本縁一
*一部、全五巻、二十八品。降神から涅槃、分舎利にいたる仏一代の事績が残りなく記されている。Buddhacarita. 新国訳におさめられている大南龍昇氏の解題は、Lalitavistara, Mahaavastuなどとの対照を含み有益。

『佛本行經』七巻 劉宋 釋寶雲訳(A.D. 424-453) 大正蔵第4巻第193番 
*一部七巻、三十一品。降神から涅槃、分舎利にいたる仏一代の事績が記される。内容的に『佛所行讃』と類似。

『僧伽羅刹所集經』三巻 僧伽跋澄訳(A.D. 384) 大正蔵第4巻第194番 国一 本縁九
*カニシカの師であり、Ashvagho.saと同時代のSa;ngharak.saが収集編纂したテキストを翻訳したもの。一部全三巻。別に品名を分かたず、仏一代の行化につき、別に秩序なく記してある。仏所行讃とならんで、降神より涅槃まですべてを含んでいる点、貴重。仏身相についても述べる。ガンダーラ美術との関連。

その他

『撰集百縁經』呉 支謙訳 大正蔵第4巻第200番 新国訳 本縁二
*Avadaanashataka

『賢愚經』慧覺等訳 大正蔵第4巻第202番

『出曜經』竺佛念訳 大正蔵第4巻第212番

『法句經』法救/維祇難等訳 大正蔵第4巻第210番 新国訳 本縁四
*Dhammapada

『法句譬喩經』法炬訳 大正蔵第4巻第211番 新国訳 本縁五

『仏五百弟子自説本起経 』竺法護 訳 大正蔵第4巻第199番
*みこう奉蜜説話を含む。

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<経集部>

『佛説◎女祇域因縁經』安世高訳 大正蔵第14巻第553番(◎はきへんに奈)

『佛説○女耆婆經』安世高訳 大正蔵第14巻第554番(○は上に木、下に示)

『佛説温室洗浴衆僧經』安世高訳 大正蔵第16巻第701番

<律部>

『摩訶僧祇律』佛陀跋陀羅訳 大正蔵第22巻第1425番

『四分律』佛陀耶舍・竺仏念共訳 大正蔵第22巻第1428番 国一 律一〜四 新国訳 律一〜六

『彌沙塞部和醯五分律』劉宋 佛陀什・竺道什共訳 大正蔵第22巻第1421番 国一 律一〜四

『十誦律』弗若多羅訳 大正蔵第23巻第1435番 

『根本説一切有部毘奈耶破僧事』唐 義淨訳 大正蔵第24巻第1450番 国一 律二十四

『根本説一切有部毘奈耶雜事』唐 義淨訳 大正蔵第24巻第1451番 国一 律二十五、二十六

『善見律毘婆沙』僧伽跋摩訳  大正蔵第24巻第1462番 

<史傳部>

大唐西域記』玄奘 大正蔵第51巻第2087番 
<和訳>
水谷真成訳注 1999 『大唐西域記1〜3』(東洋文庫653, 653, 657)平凡社。

『高僧法顯傳』法顯 大正蔵第51巻第2085番 
<和訳>
長沢和俊訳註 1975 『法顕伝・宋雲行紀』(東洋文庫194)平凡社。

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<涅槃経関係>

『遊行経』(『長阿含経』第二経)

『佛般泥○經』西晋 白法祖訳 大正蔵第1巻第5番(○はさんずいへんに亘)

『般泥○經』失訳 大正蔵第1巻第6番(○はさんずいへんに亘)

『大般涅槃經』法顯訳 大正蔵第1巻第7番

『根本説一切有部毘奈耶雜事』唐 義淨訳 大正蔵第24巻第1451番 国一 律二十五、二十六
*第三五巻から第四〇巻に含まれる。

『大般涅槃經』曇無讖訳 大正蔵第12巻第374番

『大般涅槃經』慧嚴訳 大正蔵第12巻第375番

『仏説大般泥○經』法顯訳 大正蔵第12巻第376番(○はさんずいへんに亘) 新国訳 涅槃部五

『大般涅槃經後分』若那跋陀羅訳 大正蔵第12巻第377番 新国訳 涅槃部五

『佛説方等般泥○經』竺法護訳 大正蔵第12巻第378番(○はさんずいへんに亘)

『四童子三昧經』闍那崛多訳 大正蔵第12巻第379番

『摩訶摩耶經』曇訳 大正蔵第12巻第383番
*「釈迦金棺出現図」に関係。

『仏昇◎利天為母説法経 』竺法護訳 大正蔵第17巻第815番(◎はりっしんべんに刀)
*「釈迦金棺出現図」に関係。

<研究>
下田正弘 1997 『涅槃経の研究:大乗経典の研究方法試論』春秋社。
渡辺文麿 1989 『遊行経に学ぶ』永田文昌堂。

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