第9回 聖なる空間の構造(3) 境界と異界



十界の表現

地獄絵と山
循環回路を持つ
硬直的な構造とは無縁
絵解き


参詣参詣曼荼羅

景観図と説話図
めぐる白装束の二人
歴史と現実
地獄絵との融合(立山曼荼羅)


修験にとっての空間

十界をめぐる
曼荼羅との重ね合わせ
死と再生の場


日本の異界

あの世とこの世の接点
全体よりもプロセス
空間よりも時間が優先



文献
黒田日出男 1986 「熊野那智参詣曼荼羅を読む」『思想』740: 103-131。
下坂 守 1993 『参詣曼荼羅 日本の美術331』至文堂。
豊島 修 1987 「海上他界と補陀洛信仰  熊野那智の補陀洛渡海を通して」『仏教民俗学大系3聖地と他界観』名著出版、pp. 331-349。
西山克 1998 『聖地の想像力:参詣曼荼羅を読む』法蔵館。
根井 浄 1988 『補陀洛渡海史』法蔵館。


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