第13回 観音の説話
霊験説話集
『今昔物語』
『日本霊異記』
『法華験記』→法華経信仰のひとつとしての観音信仰
『観音利益集』
『宇治拾遺物語』
『長谷寺験記』
『今昔物語』に見る観音説話の特徴
貧窮からの救済が圧倒的
観音以外の説話との合揉
主人公の女性のシンデレラ・ストーリー(ただし女性は常に受け身)
観音はそのままでは現れない
観音の確認のための小道具
観音以外の仏や菩薩との比較
日本人にとっての観音
変化することの意味
世俗の姿をとる(僧、女性、俗人、動物・・・)
変化観音がさらに変化
<女性の救済者>から<救済者としての女性>
全体のまとめ
インドから日本へ
何が変わったか/何が変わらなかったか
変化することの意味
救済者としての姿
文献
池上洵一 1993 『今昔物語集 三』(新 日本古典文学大系)岩波書店。
奈良国立博物館 1975 『社寺縁起絵』角川書店。
馬淵和夫他 1972 『今昔物語集 二』(日本古典文学全集22) 小学館。
速水 侑編 1982 『観音信仰』(民衆宗教史叢書 7)雄山閣出版。
※三橋健「イエズス会宣教師のみた補陀洛渡海」藤原「辺土仏「マリア観音」の深層」などを収録。
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