第12回 二河白道図と六道絵
二河白道図とは
善導『観経疏』
法然、親鸞へ
内容と図像のモチーフ
二河白道図にみられる図像の来歴
暴れ馬、火宅、群賊・悪獣、釈迦
ふたりの人物(僧侶を含むのは光明寺本のみ)
二河とその喩え
阿弥陀と浄土
六道絵
地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天
図像の供給源としての六道絵
浄土教絵画との関係
図像転用の意味
パロディー
意味の重層化
解読コードの有無
往生者と仏
行人から女性へ
不要な要素の排除
礼拝像へ(一遍の時宗)文献
加須屋誠編 2000 『地獄と極楽 イメージとしての他界』(週刊朝日百科『日本の国宝』別冊国宝と歴史の旅6)朝日新聞社。
加須屋誠 2003 『仏教説話画の構造と機能』中央公論美術出版。
山折哲雄 1989 「光明と白道:「来迎図」の解明」『図説日本の仏教3 浄土経』新潮社、pp. 165-182。
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