第２回 不動明王の起源をもとめて
文献に現れる不動
漢訳経典
サンスクリット文献
アチャラとチャンダマハーローシャナ
原初的イメージ
童子形
羂索と剣
斜視、弁髪、頂蓮、岩座（瑟瑟座しつしつざ）
インド・ネパール・チベットの不動の作例
パーラ朝期
カトマンドゥ盆地
チベットのタンカ（仏画）
パーツに分解して起源を探る
菩薩の眷属
使者（→制多伽、衿羯羅へ）
ヒンドゥー寺院の守門神
中国の作例
西安・大安国寺の遺例
文献
佐和隆研（監修） 1984 『総覧 不動明王』大本山成田山新勝寺。
中野玄三 1986 『日本の美術 238 不動明王像』至文堂。
速水 侑 1996 『観音・地蔵・不動』講談社現代新書 講談社。
頼富本宏 1984 『庶民のほとけ 観音・地蔵・不動』ＮＨＫ出版。
奈良国立博物館 2000 『明王 怒りと慈しみの仏』。
森 雅秀 2008 「初期パッラヴァ朝におけるヒンドゥー石窟の彫刻」『金沢大学文学部論集 行動科学・哲学編』第28号、pp. 173-205.
渡辺照宏 1975 『不動明王』朝日新聞社。