第5回 ヒンドゥー儀礼の形成:プージャーを中心にして


さまざまな「奉献型儀礼」

アルガ(水を中心とした賓客接待儀礼)
プージャー(民間信仰から発達した基本的儀礼)
バリ(下級神への施食)
Cf. ホーマ[護摩]ヴェーダ以来の火の儀礼

プージャーの内容

「16段階からなるプージャー」
原初的形態
中核をなす4種の供物
アルガとバリ

プージャーの広がり

ネパール、チベット
日本密教の十八道
マンダラの供養菩薩

アルガから見る儀礼の意味

ふたつのタイプの水
水と火のシンボリズム

文献

風間喜代三 1990 『ことばの身体誌  インド・ヨーロッパ文化の原像へ**−』平凡社。
立川武蔵編 1990 『マンダラ  宇宙が舞い降りる』新國民社、pp. 149-151(島「グルマンダラプージャー」森「日常供養」所収)。
奈良康明 1975 「古代インド仏教における「仏法」と「世法」の関係について  ジャータカにおける祈願儀礼(bali-kamma)の構造と機能」『仏教における法の研究』 春秋社 pp.97ー134。
松原光法 1967 「ヴィシュヌ教における最高神崇拝」『講座東洋思想 第1巻 インド思想』 東京大学出版会 pp.312ー332。
森 雅秀 1991 「インド密教儀礼における水」『国立民族学博物館研究紀要』15(4): 1013-1047。
渡瀬信之 1990 『マヌ法典』中央公論社。
『お水取り』奈良国立博物館、2006.


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