第2回 儀礼研究の魅力:「大地にひそむ龍」をてがかりに
シンポジウムでの衝撃
『番匠巻物』の「柱立龍伏之次第」
どうして会津只見地方にインドの建築儀礼が伝わるのか
龍伏次第
四季に応じて移動する龍
柱立の順序
龍を損ねたときの災厄
ヴァーストゥナーガ儀礼とは
インドの建築儀礼とマンダラ制作儀礼
ヴァーストゥナーガ儀礼の目的
インドの建築書
ネパール・チベットへの伝播
龍伏の経路
大神神社の三輪神道
大工の権威としての建築儀礼と巻物
陰陽道への進出
ほき内傳との関係
儀礼はどのように伝わるか
文献
『日本における宗教テクストの諸位相と統辞法』名古屋大学文学研究科 2008。
『大神神社史料』第五巻(吉川弘文館 1978)、pp. 380-388、第六巻(1979)、pp. 261-281、第十巻(1982)、pp. 491-523。
只見町教育委員会 2002 『会津只見の職人巻物』只見町教育委員会。
中村璋八『日本陰陽道書の研究』(汲古書院 2000)
松尾恒一 2000 「両部神道遷宮儀礼考−御流神道を中心として−」『社寺造営の政治史』思文閣出版.
森 雅秀 2003 「ヴァーストゥナーガに関する考察」『東京大学東洋文化研究所紀要』142: 219-263。
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