第13回 弁才天・聖天・ダキニ天
習合するエロス系の仏たち



弁才天・聖天・ダキニ天

マンダラの周縁部
グロテスクなイメージ
愛染明王からの流れ

弁才天・弁財天

琵琶を弾く姿
八臂像と十五童子
宇賀神との習合
水との関わり

聖天

双身象と因縁譚
なぜ象?
聖天の罰

ダキニ天

名称の由来
平安時代の陰の世界
稲荷神との習合
ダキニ天曼荼羅

天川弁才天曼荼羅

グロテスクな図像
エロス系の仏の大集合
天川/天河というところ
ヒンドゥー教の図像との関わり


文献
阿部泰郎 1989 「宝珠と王権  中世王権と密教儀礼」『岩波講座東洋思想 16 日本思想2』岩波書店、pp. 116-169。
鎌田東二 1991 「新・神仏習合の実験場 天河弁財天社」佐々木宏幹編『大系 仏教と日本人 12 現代と仏教』春秋社、pp. 141-215.
白原由起子 1999 「「伏見稲荷曼荼羅」考 個人本「?枳尼天曼荼羅」に対する異見」『MUSEUM』560: 7-23
田中貴子 2006(1993) 『外法と愛法の中世』平凡社。
田中貴子 2006 「聖天の縁起とその儀礼 双身歓喜天を中心に」シンポジウム配付資料。
根立研介 1992『日本の美術 No.317 吉祥・弁才天像』至文堂。
林 温 1994 「ダキニ天曼荼羅について」『佛教芸術』217: 92-108。
山本ひろ子 1993 『変成譜 中世神仏習合の世界』春秋社。
山本ひろ子 1998 『異神 日本中世の秘教的世界』平凡社。
『天部の諸尊』高野山霊宝館 1994.
『女神たちの日本』サントリー美術館 1993.


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