第11回 六道絵をめぐって

六道絵

地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天
聖衆来迎寺本「六道絵」
『往生要集』との関係

長岳寺本『六道十王図』

死出の山
進む方向がある
川によって隔てられる世界
来迎という結末

立山曼荼羅

現実の空間への投影
地獄のモチーフ
来迎する阿弥陀
布橋灌頂

自然との関係

約束された救済
通過する地獄
山の持つ機能


文献

加須屋誠編 2000 『地獄と極楽 イメージとしての他界』(週刊朝日百科『日本の国宝』別冊国宝と歴史の旅6)朝日新聞社。
鷹巣 純 1993 「めぐりわたる悪道:長岳寺本六道十王図の図像をめぐって」『仏教芸術』175。
鷹巣 純 1996 「六道十王図のコスモロジー」立川武蔵編『マンダラ宇宙論』法蔵館、pp. 271-303。
中野玄三 1989 『六道絵の美術』淡光社。
『地獄遊覧 地獄草紙から立山曼荼羅まで』富山県[立山博物館] 2001.



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