第7回 聖なる空間のイメージと表現(3) 遠近法をめぐって



ヴィシュヴァンタラ本生とシンハラ物語

空間をまとめる・空間を区切る
円環的構図
斜めから見下ろす
正面像の持つ意味
礼拝像とクライマックス
鳥瞰しない視点

中世ヨーロッパの絵画

中世のキリスト教美術
インドとの共通点
軸測投象と斜投象
魚の骨的構成
日本の絵巻物

線遠近法の登場

イタリア・ルネッサンス
3次元の空間を2次元の平面に
ひとつの視点・消失点
意外に広い視野
線遠近法からの逸脱

文献
小山清男 1992 「遠近法の成立:図法の原理と絵画空間」『遠近法の精神史  人間の眼は空間をどうとらえてきたか』平凡社、pp. 97-148。
辻 茂 1995 『遠近法の誕生 ルネサンスの芸術家と科学』朝日新聞社。
福山泰子 2005 「アジャンター第十七窟「シンハラ物語」図について:場面解釈の再検討と物語表現の特質」『國華』1316: 7-21.
若桑みどり 1992 「ルネサンス的空間の崩壊  マニエリスムとバロックへの道」『遠近法の精神史  人間の眼は空間をどうとらえてきたか』平凡社、pp. 149-222。



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