第12回 社寺参詣曼荼羅(2)立山曼荼羅
立山曼荼羅とは
立山信仰の中で生まれた絵図
背景は立山の景観
ちりばめられたモチーフ
開山縁起
佐伯有頼と開山神話
白鷹、熊、阿弥陀、不動
類型的な物語
立山地獄
さまざまな責め苦
六道絵・地獄絵との関係
女性を対象とする地獄
阿弥陀の来迎と浄土教絵画
名所図絵と祭礼図
参詣曼荼羅としての立山曼荼羅
現実世界と神話の共存
儀礼空間としての立山
布橋灌頂
橋の持つ意味と擬死再生儀礼
閻魔堂から媼堂へ
結縁灌頂との相似(三昧耶戒、真言、血脈授与)
文献
福江 充 2005 『立山曼荼羅 絵解きと信仰の世界』法蔵館。
福江 充 2006 『立山信仰と布橋大灌頂法会 加賀藩芦峅寺衆徒の宗教儀礼と立山曼荼羅』桂書房。
立山博物館 2001 『地獄遊覧』富山県[立山博物館]