第8回 マンダラの歴史(2):金剛界曼荼羅
マンダラと文献
経典(根本タントラ、釈タントラ、続タントラ、略出タントラ)
注釈書と儀軌(マニュアル)
流派と伝統
『金剛頂経』と金剛界マンダラ
南天鉄塔神話
十八会(じゅうはって)の経典群
『真実摂経』『初会の金剛頂経』
三種の漢訳(金剛智、不空、施護)
四大品と6種のマンダラ
三部から四部へ
世界をどうとらえ、どのようにあらわすか
降三世品の独自性:三世輪(世間、教勅)のマンダラ
八大菩薩マンダラ(文殊院、地蔵院、除蓋障院、虚空蔵院)
それ以外(遍智院、持明院、釈迦院、蘇悉地院、外金剛部院)
金剛界三十七尊
五仏、四波羅蜜、十六大菩薩、内四供養菩薩、外四供養菩薩、四摂菩薩
賢劫十六尊、賢劫千仏、外金剛部二十天
四波羅蜜の扱い(日本とチベットの違い)
八十一尊:三十七尊に賢劫十六尊、二十天、四大神、四天王を加える
日本の金剛界曼荼羅
九会曼荼羅(請来本と転写本、西院本など)
八十一尊曼荼羅(天台系 奈良博本、根津美術館本など)
『五部心観』(園城寺に伝来、金剛界品の六会)
青蓮院本『白描金剛界曼荼羅諸尊図像』