第7回 マンダラの歴史(1):胎蔵曼荼羅



初期のマンダラ

その起源:ヤントラ、アルパナ、よりしろ
礼拝群像:叙景型、日本のマンダラの基本のひとつに
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胎蔵マンダラ

『大日経』(『大毘廬遮那成仏神変加持経』)
現図曼荼羅
十二大院

胎蔵マンダラを構成する原理

釈迦三尊(釈迦、蓮華手、金剛手)
大日三尊(大日:中台八葉院、金剛法;蓮華部院、金剛薩?:金剛手院)
八大菩薩マンダラ(文殊院、地蔵院、除蓋障院、虚空蔵院)
それ以外(遍智院、持明院、釈迦院、蘇悉地院、外金剛部院)

胎蔵マンダラの発達

『大日経』の胎蔵マンダラ
チベットの胎蔵マンダラ
善無畏系の『胎蔵図像』
不空系の『胎蔵旧図様』


文献
田中公明 1987 『曼荼羅イコノロジー』 平河出版社。
石田尚豊 1975 『曼荼羅の研究』 東京美術。
石田尚豊 1979 『両界曼荼羅の智慧』東京美術。
濱田 隆 1983 「両界曼荼羅」『密教美術大観 第1巻』朝日新聞社。
柳沢 孝(監修) 1994 『東寺の両界曼荼羅 ---- 連綿たる系譜・甲本と西院本』東寺宝物館。
田中公明 1996 『インド・チベット曼荼羅の研究』法蔵館。
池内幸恵 1998 「チベットの胎蔵マンダラ儀軌」『密教学』34: 107-147。


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