第13回 国家儀礼から私的修法へ(2)
密教儀礼・王権・舎利
平安時代の仏教
鎮護国家
加持祈祷は単なる現世利益か
浄土教・法華経信仰
修法と別尊曼荼羅
灌頂とマンダラ
さまざまな修法
修法は曼荼羅を必要とする
別尊曼荼羅の世界
王権儀礼としての密教儀礼
清凉殿内の二間
舎利と如意宝珠の同一視
愛染王法
即位灌頂とダキニ天
密教儀礼のもつ特徴
生と性に対する直接的はたらきかけ
王権儀礼と聖遺物
身体に対する強い関心
現世利益と王権儀礼の連続性
文献
阿部泰郎 1989 「宝珠と王権 中世王権と密教儀礼」『岩波講座東洋思想16日本思想2』岩波書店、pp. 116-169。
有賀祥隆 1990 『日本の仏像大百科 三 明王・曼荼羅』ぎょうせい。
泉 武夫 1998 「王朝仏画への視線 儀礼と絵画」『王朝の仏画と儀礼』京都国立博物館、pp. 284
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