第5回 聖と俗の接点(2):火の儀礼 護摩



ヴェーダ祭式

グリヒヤ祭式とシュラウタ祭式
祭火の数と種類
火の起源 神話と儀式
象徴性を読み取る

火の儀礼 護摩(homa)

賓客接待儀礼
ユニットからなる構造
起源はグリヒヤ祭式の流れをくむヒンドゥー儀礼
形骸化した要素を構造から読み取る

四種の修法 四種法

「はめこみ」と「変更」
台本と演出

四種法から二項対立へ

降伏の肥大化
儀礼の特徴からの説明

文献

伊原照蓮 1976 「印度の祭式学:護摩の理解のために」『成田山仏教研究所紀要』1: 337-365。
井狩彌介 2001 「ヴェーダ祭式の祭火とその象徴思考について」頼富本宏編『聖なるものの形と場』(国際日本文化研究センター 国際シンポジウム18)pp. 303-316。
奥山直司 1999 「インド密教ホーマ儀礼」立川武蔵・頼富本宏編『シリーズ密教 第1巻インド密教』春秋社、pp. 175-193。
佐伯興人 1972(1929) 『秘密仏教護摩』増徳院。
立川武蔵、桑村恵美子、山出あけみ 1986 「不動護摩の記録」Sa.mbhaa.saa 8: 1-48。
森 雅秀 1993 「インド密教における護摩儀礼の展開」『印度学仏教学研究』42(1): 127-135。
渡辺照宏 1957 「インド思想史から見た真言密教」『智山学報』 6: 1-14。


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