第4回 聖と俗の接点(1):プージャーの内容、形成、展開



ヴェーダ祭式

単純な互酬関係から祭官・祭主の分離へ
祭官の絶対化
宇宙的規模の儀礼
祭場の意味の変化

プージャー

インド世界のもっとも基本的な儀礼
インド世界の重層性
仏典での言及
奉献型儀礼

プージャーの内容

「16段階からなるプージャー」
原初的形態
中核をなす4種の供物
アルガとバリ

プージャーの広がり

ネパール、チベット
日本密教の十八道
マンダラの供養菩薩

文献

杉本卓洲 1984 『インド仏塔の研究』 平楽寺書店。
奈良康明 1975 「古代インド仏教における「仏法」と「世法」の関係について  ジャータカにおける祈願儀礼(bali-kamma)の構造と機能」『仏教における法の研究』 春秋社 pp.97ー134。
松原光法 1967 「ヴィシュヌ教における最高神崇拝」『講座東洋思想 第1巻 インド思想』 東京大学出版会 pp.312ー332。
森 雅秀 1990 「日常供養」『マンダラ  宇宙が舞い降りる』(立川武蔵編)新國民社、pp. 149-151。


(c) MORI Masahide, All rights reserved.